環境計量士 第76回 環濃 問題2|濃アンモニア水の量【過去問解説】

環境計量士第76回(環濃)問題2

この記事では、環境計量士試験の過去問について、問題文・解答・解説を掲載しています。

過去問のPDFは、経済産業省などの公式ページで公開されている資料をもとに確認し、学習しやすいように1問ずつ解説しています。

なお、問題文の表記はできるだけ原文に沿っていますが、学習しやすさを重視して一部レイアウトを整えている場合があります。

正確な出題内容を確認したい場合は、公式に公開されているPDFもあわせて確認してください。

目次

環境計量士 第76回 環濃 問題2

問 2 質量分率で 28.0 % のアンモニアを含む濃アンモニア水を用いて 0.60 mol/L の
アンモニア水溶液 1 L を調製するのに必要な濃アンモニア水の量(mL)として近い
ものを,次の中から一つ選べ。濃アンモニア水の密度は 0.90 g/mL である。ただし,
水素および窒素の原子量は,それぞれ 1.0 および 14.0 とする。

1 0.41
2 36
3 41
4 24
5 0.36

解答

解答

3 41

解説

0.60 mol/L のアンモニア水溶液を 1 L 調製するために必要なアンモニアの物質量を求めます。0.60×1=0.60 mol0.60 \times 1 = 0.60 \ \mathrm{mol}0.60×1=0.60 mol

アンモニアは NH₃ なので、モル質量は次のとおりです。14.0+1.0×3=17.0 g/mol14.0 + 1.0 \times 3 = 17.0 \ \mathrm{g/mol}14.0+1.0×3=17.0 g/mol

したがって、必要なアンモニアの質量は、0.60×17.0=10.2 g0.60 \times 17.0 = 10.2 \ \mathrm{g}0.60×17.0=10.2 g

となります。

次に、濃アンモニア水は質量分率で 28.0 % のアンモニアを含むため、濃アンモニア水の質量を xxx g とすると、0.280x=10.20.280x = 10.20.280x=10.2x=10.20.280=36.4 gx = \frac{10.2}{0.280} = 36.4 \ \mathrm{g}x=0.28010.2​=36.4 g

つまり、必要な濃アンモニア水の質量は約 36.4 g です。

ここで、濃アンモニア水の密度は 0.90 g/mL なので、体積は次のように求められます。36.40.90=40.4 mL\frac{36.4}{0.90} = 40.4 \ \mathrm{mL}0.9036.4​=40.4 mL

選択肢の中で最も近いものは 41 mL です。

したがって、正解は 3 です。

ポイント

この問題では、質量分率 28.0 % を使って、まず濃アンモニア水の質量を求めることが重要です。

質量分率は体積の割合ではないため、いきなり mL を求めるのではなく、物質量アンモニアの質量濃アンモニア水の質量体積\text{物質量} \rightarrow \text{アンモニアの質量} \rightarrow \text{濃アンモニア水の質量} \rightarrow \text{体積}物質量→アンモニアの質量→濃アンモニア水の質量→体積

の順に計算します。

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