環境計量士 第76回 環濃 問題21|イオンクロマトグラフの構成要素【過去問解説】

環境計量士第76回(環濃)問題21

この記事では、環境計量士試験の過去問について、問題文・解答・解説を掲載しています。

過去問のPDFは、経済産業省などの公式ページで公開されている資料をもとに確認し、学習しやすいように1問ずつ解説しています。

なお、問題文の表記はできるだけ原文に沿っていますが、学習しやすさを重視して一部レイアウトを整えている場合があります。

正確な出題内容を確認したい場合は、公式に公開されているPDFもあわせて確認してください。

目次

環境計量士 第76回 環濃 問題21

問21 「JIS K 0127 イオンクロマトグラフィー通則」に規定されているイオンクロマトグラフの構成要素のうち、サプレッサーに関する次の記述の(ア)~(ウ)に入る語句の組合せとして、正しいものを一つ選べ。

(ア)検出器を用いる場合に、サプレッサーはイオン交換部位(膜又は樹脂)を介したイオン交換により溶離液の電気伝導度を(イ)し、測定イオンの対イオンをより伝導度の(ウ)イオンに交換することでSN(シグナルノイズ)比を改善し、測定感度を高める。

番号(ア)(イ)(ウ)
1電気伝導度上昇低い
2電気化学上昇高い
3電気化学低下低い
4電気伝導度低下高い
5電気化学低下高い

解答

正しい答えは 3 です。

文章にあてはめると、次のようになります。

電気化学検出器を用いる場合に、サプレッサーはイオン交換部位(膜又は樹脂)を介したイオン交換により溶離液の電気伝導度を低下し、測定イオンの対イオンをより伝導度の低いイオンに交換することでSN(シグナルノイズ)比を改善し、測定感度を高める。

サプレッサーは、イオンクロマトグラフにおいて、主にバックグラウンドの信号を小さくして、目的成分を検出しやすくする装置です。

イオンクロマトグラフィーでは、試料中のイオンをカラムで分離したあと、検出器で測定します。
このとき、溶離液そのものの電気伝導度が高いと、背景の信号が大きくなり、目的イオンの信号が見えにくくなります。

そこでサプレッサーを使い、イオン交換によって溶離液の電気伝導度を低下させます。
これにより、ノイズが小さくなり、目的イオンの信号がよりはっきり検出できるようになります。

また、測定イオンの対イオンを、より伝導度の低いイオンに交換することで、背景の電気伝導度をさらに下げることができます。

選択肢を見ると、
(ア)電気化学
(イ)低下
(ウ)低い

の組合せになっているのは 3 です。

したがって、正解は 3 です。

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