この記事では、環境計量士試験の過去問について、問題文・解答・解説を掲載しています。
過去問のPDFは、経済産業省などの公式ページで公開されている資料をもとに確認し、学習しやすいように1問ずつ解説しています。
なお、問題文の表記はできるだけ原文に沿っていますが、学習しやすさを重視して一部レイアウトを整えている場合があります。
正確な出題内容を確認したい場合は、公式に公開されているPDFもあわせて確認してください。
環境計量士 第76回 環濃 問題23
問23 ガスクロマトグラフ質量分析装置の質量分析計について、構成要素として誤っているものを、次の中から一つ選べ。
1 質量分離部
2 イオン化部
3 波長選択部
4 検出部
5 真空排気部
解答
正しい答えは 3 です。
この問題は、ガスクロマトグラフ質量分析装置(GC-MS)の質量分析計の構成要素について問う問題です。
GC-MSは、ガスクロマトグラフで成分を分離し、その後、質量分析計で成分を検出・同定する装置です。
質量分析計は、試料成分をイオン化し、そのイオンを質量電荷比に応じて分離し、検出します。
質量分析計の主な構成要素は、次のようなものです。
イオン化部
試料分子をイオンにする部分です。GC-MSでは、電子イオン化法などによって分子をイオン化します。
したがって、選択肢2は構成要素として正しいです。
質量分離部
生成したイオンを、質量電荷比に応じて分離する部分です。四重極形、飛行時間形、イオントラップ形などがあります。
したがって、選択肢1も構成要素として正しいです。
検出部
分離されたイオンを検出し、信号として取り出す部分です。
したがって、選択肢4も構成要素として正しいです。
真空排気部
質量分析計では、イオンを安定して飛行・分離させるために高真空が必要です。そのため、真空ポンプなどによる真空排気部が必要になります。
したがって、選択肢5も構成要素として正しいです。
一方、波長選択部は、質量分析計の構成要素ではありません。
波長選択部は、主に分光光度計などで、特定の波長の光を選ぶための部分です。
質量分析計では、光の波長ではなく、イオンの質量電荷比に基づいて分離・検出します。
そのため、波長選択部はGC-MSの質量分析計の構成要素としては誤りです。
したがって、構成要素として誤っているものは 3 波長選択部 です。

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