環境計量士 第76回 環音 問題8|音圧レベル【過去問解説】

76回環音問題8

この記事では、環境計量士試験の過去問について、問題文・解答・解説を掲載しています。

過去問のPDFは、経済産業省などの公式ページで公開されている資料をもとに確認し、学習しやすいように1問ずつ解説しています。

なお、問題文の表記はできるだけ原文に沿っていますが、学習しやすさを重視して一部レイアウトを整えている場合があります。

正確な出題内容を確認したい場合は、公式に公開されているPDFもあわせて確認してください。

目次

環境計量士 第76回 環音 問題8

問8 ある室の中央に、音響出力 1 mW のスピーカが設置されている。床、天井を含む室の総面積は 100 m² であり、平均吸音率は 0.05 であった。このときの音圧レベルは何 dB か。次の中から最も近い数値を一つ選べ。

1 83

2 85

3 87

4 89

5 91

解答

解答は4です。

まず、スピーカの音響出力1mWを音響パワーレベルに変換します。基準音響パワーは W0=1012WW_0=10^{-12}\,\mathrm{W}W0​=10−12W であり、1mWは 103W10^{-3}\,\mathrm{W}10−3W なので、音響パワーレベル LWL_WLW​ は、

LW=10log10WW0L_W=10\log_{10}\frac{W}{W_0}=10log101031012=10log10109=90 dB=10\log_{10}\frac{10^{-3}}{10^{-12}} =10\log_{10}10^9 =90\ \mathrm{dB}

となります。

次に、室内の等価吸音面積 AAA を求めます。等価吸音面積は、室の総面積 SSS と平均吸音率 αˉ\bar{\alpha}αˉ の積で求められます。

A=SαˉA=S\bar{\alpha}=100×0.05=5 m2=100\times0.05 =5\ \mathrm{m^2}

拡散音場における室内の音圧レベルは、次式で求められます。

Lp=LW+10log104AL_p=L_W+10\log_{10}\frac{4}{A}

数値を代入すると、Lp=90+10log1045L_p=90+10\log_{10}\frac{4}{5}=90+10log100.8=90+10\log_{10}0.8900.97=89.03 dB\approx90-0.97 =89.03\ \mathrm{dB}

したがって、音圧レベルは約89dBとなります。よって、最も近い数値は4の89です。

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