この記事では、環境計量士試験の過去問について、問題文・解答・解説を掲載しています。
過去問のPDFは、経済産業省などの公式ページで公開されている資料をもとに確認し、学習しやすいように1問ずつ解説しています。
なお、問題文の表記はできるだけ原文に沿っていますが、学習しやすさを重視して一部レイアウトを整えている場合があります。
正確な出題内容を確認したい場合は、公式に公開されているPDFもあわせて確認してください。
目次
環境計量士 第76回 環化 問題12
問12 よう素と水酸化ナトリウム水溶液を用いたヨードホルム反応により黄色の結晶が生じる有機化合物を一つ選べ。
1 アセトン
2 安息香酸
3 1-オクテン
4 グリシン
5 ベンズアルデヒド
解答
解答:1 アセトン
ヨードホルム反応は、**よう素(I₂)と水酸化ナトリウム水溶液(NaOH)**を作用させたときに、**黄色の結晶であるヨードホルム(CHI₃)**が生じる反応です。
この反応を示す代表的な構造は、次のようなものです。
CH₃CO−
つまり、メチルケトン構造をもつ化合物です。
アセトンの構造式は、
CH₃COCH₃
です。
アセトンは中央にカルボニル基 C=O をもち、その隣に CH₃ がついているため、メチルケトンにあたります。したがって、ヨードホルム反応により黄色のヨードホルム結晶を生じます。
他の選択肢を見ると、
2 安息香酸
カルボン酸であり、メチルケトン構造をもちません。
3 1-オクテン
アルケンであり、カルボニル基をもちません。
4 グリシン
アミノ酸であり、メチルケトン構造をもちません。
5 ベンズアルデヒド
アルデヒドですが、ヨードホルム反応に必要な CH₃CO− 構造をもちません。
よって、黄色の結晶を生じるのは 1 アセトン です。
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