環境計量士 第76回 環化 問題8|塩基性を示す水溶液【過去問解説】

この記事では、環境計量士試験の過去問について、問題文・解答・解説を掲載しています。

過去問のPDFは、経済産業省などの公式ページで公開されている資料をもとに確認し、学習しやすいように1問ずつ解説しています。

なお、問題文の表記はできるだけ原文に沿っていますが、学習しやすさを重視して一部レイアウトを整えている場合があります。

正確な出題内容を確認したい場合は、公式に公開されているPDFもあわせて確認してください。

目次

環境計量士 第76回 環化 問題8

問 8 次の物質の中から水溶液が塩基性を示すものを一つ選べ。

1 CO₂

2 NaHCO₃

3 Cl₂

4 NO₂

5 NH₄NO₃

解答

解答:2 NaHCO₃

**NaHCO₃(炭酸水素ナトリウム)**は、水に溶けると弱い塩基性を示します。

NaHCO₃ は、水中で次のように電離します。

NaHCO₃ → Na⁺ + HCO₃⁻

このうち、**HCO₃⁻(炭酸水素イオン)**が水と反応して、少しだけ OH⁻ を生じます。

HCO₃⁻ + H₂O ⇄ H₂CO₃ + OH⁻

OH⁻ が生じるため、水溶液は弱い塩基性になります。

一方、他の選択肢は次のとおりです。

1 CO₂
水に溶けると炭酸を生じるため、酸性を示します。

CO₂ + H₂O ⇄ H₂CO₃

3 Cl₂
水に溶けると塩酸や次亜塩素酸を生じるため、酸性を示します。

Cl₂ + H₂O ⇄ HCl + HClO

4 NO₂
水に溶けると硝酸や亜硝酸を生じるため、酸性を示します。

2NO₂ + H₂O → HNO₃ + HNO₂

5 NH₄NO₃
硝酸アンモニウムは、強酸である硝酸と弱塩基であるアンモニアからできた塩です。
水溶液中では NH₄⁺ が酸性を示すため、酸性になります。

したがって、水溶液が塩基性を示すものは 2 NaHCO₃ です。

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