環境計量士 第76回 環音 問題10|コンデンサマイクロホン【過去問解説】

76回環音問題10

この記事では、環境計量士試験の過去問について、問題文・解答・解説を掲載しています。

過去問のPDFは、経済産業省などの公式ページで公開されている資料をもとに確認し、学習しやすいように1問ずつ解説しています。

なお、問題文の表記はできるだけ原文に沿っていますが、学習しやすさを重視して一部レイアウトを整えている場合があります。

正確な出題内容を確認したい場合は、公式に公開されているPDFもあわせて確認してください。

目次

環境計量士 第76回 環音 問題10

問10 あるコンデンサマイクロホンを用いて、周波数1000 Hzの正弦音波を測定したところ、マイクロホン膜面上の音圧レベルが80 dBのとき、マイクロホンの開放出力電圧は2 mVであった。このマイクロホンの音圧感度レベルは何dBか。次の中から最も近い数値を一つ選べ。ただし音圧感度レベルの基準値は1 V / Paである。

1 −20

2 −34

3 −40

4 −74

5 −92

解答

解答は3です。

まず、音圧レベル80dBに対応する音圧を求めます。音圧レベル LpL_pLp​ は、次式で表されます。

Lp=20log10pp0L_p=20\log_{10}\frac{p}{p_0}

ここで、基準音圧は、p0=20 μPa=2.0×105 Pap_0=20\ \mu\mathrm{Pa}=2.0\times10^{-5}\ \mathrm{Pa}

です。この式を音圧 ppp について変形すると、p=p0×10Lp/20p=p_0\times10^{L_p/20}

となります。音圧レベル80dBを代入すると、p=2.0×105×1080/20p=2.0\times10^{-5}\times10^{80/20}=2.0×105×104=0.2 Pa=2.0\times10^{-5}\times10^4 =0.2\ \mathrm{Pa}

となります。

次に、マイクロホンの音圧感度を求めます。音圧感度 MMM は、マイクロホンの開放出力電圧 VVV を音圧 ppp で割った値です。M=VpM=\frac{V}{p}

開放出力電圧2mVをVに直すと、2 mV=2.0×103 V2\ \mathrm{mV}=2.0\times10^{-3}\ \mathrm{V}

であるため、M=2.0×1030.2=1.0×102 V/PaM=\frac{2.0\times10^{-3}}{0.2} =1.0\times10^{-2}\ \mathrm{V/Pa}

となります。つまり、このマイクロホンの音圧感度は0.01V/Paです。

音圧感度レベル LML_MLM​ は、基準感度 M0=1 V/PaM_0=1\ \mathrm{V/Pa}M0​=1 V/Pa を用いて、次式で求めます。

LM=20log10MM0L_M=20\log_{10}\frac{M}{M_0}=20log100.011=20\log_{10}\frac{0.01}{1}=20log10102=20×(2)=40 dB=20\log_{10}10^{-2} =20\times(-2) =-40\ \mathrm{dB}

したがって、音圧感度レベルは−40dBとなるため、解答は3です。

前の問題を見直す/次の問題へ進む

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次