環境計量士 第76回 環音 問題12|計量法上の「修理」【過去問解説】

76回環音問題12

この記事では、環境計量士試験の過去問について、問題文・解答・解説を掲載しています。

過去問のPDFは、経済産業省などの公式ページで公開されている資料をもとに確認し、学習しやすいように1問ずつ解説しています。

なお、問題文の表記はできるだけ原文に沿っていますが、学習しやすさを重視して一部レイアウトを整えている場合があります。

正確な出題内容を確認したい場合は、公式に公開されているPDFもあわせて確認してください。

目次

環境計量士 第76回 環音 問題12

問12 計量法および「JIS C 1516 騒音計-取引又は証明用」に規定される、騒音計の再検定を必要とする計量法上の「修理」に該当する内容として、誤っているものを一つ選べ。

1 マイクロホンやプリアンプの交換又は補修

2 計量結果に影響を与える機構部品や電気回路部品の交換又は補修

3 検定証印等が付された部品の交換

4 計量結果に影響を与える調整

5 外部記憶装置、印字装置など、計量結果を後続使用する装置の交換又は補修

解答

解答は5です。

騒音計は、検定に合格すると検定証印等が付され、取引や証明に使用できるようになります。しかし、測定精度に影響する部分を修理すると、検定時の性能が維持されているとは限らなくなるため、再検定が必要です。

1のマイクロホンやプリアンプは、音を電気信号に変換し、信号を増幅する重要な部分です。これらを交換又は補修すると測定結果に影響する可能性があるため、再検定が必要な「修理」に該当します。

2の機構部品や電気回路部品も、計量結果に影響を与えるものであれば、交換又は補修後に測定精度を改めて確認する必要があります。そのため、再検定が必要です。

3の検定証印等が付された部品を交換すると、検定を受けたときの構造が変わります。そのため、以前の検定の効力は維持できず、再検定が必要です。

4の計量結果に影響を与える調整も、騒音計の表示値が変わる可能性があるため、再検定が必要な修理に該当します。

一方、5の外部記憶装置や印字装置は、騒音計が測定した結果を保存したり印刷したりするための装置です。

これらは測定値そのものを決める部分ではなく、計量結果を測定後に利用するためのものです。

そのため、交換又は補修は「軽微な修理」に該当し、再検定を必要とする修理には含まれません。JIS C 1516:2020附属書JCでも、外部記憶装置や印字装置の交換又は補修は軽微な修理として規定されています。

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