環境計量士 第76回 環音 問題13|騒音評価量【過去問解説】

76回環音問題13

この記事では、環境計量士試験の過去問について、問題文・解答・解説を掲載しています。

過去問のPDFは、経済産業省などの公式ページで公開されている資料をもとに確認し、学習しやすいように1問ずつ解説しています。

なお、問題文の表記はできるだけ原文に沿っていますが、学習しやすさを重視して一部レイアウトを整えている場合があります。

正確な出題内容を確認したい場合は、公式に公開されているPDFもあわせて確認してください。

目次

環境計量士 第76回 環音 問題13

問13 「JIS Z 8731 環境騒音の表示・測定方法」に規定された騒音評価量に関する次の記述の中から、誤っているものを一つ選べ。

1 最大騒音レベル LpA,FmaxL_{pA,Fmax}LpA,Fmax​ は、時間重み付け特性 F を掛けて測定する騒音レベルの最大値である。

2 NNN パーセント時間率騒音レベル LAN,F,TL_{AN,F,T}LAN,F,T​ は、時間重み付け特性 F を掛けて測定する騒音レベルが、対象とする時間 TTT の NNN パーセントの時間にわたってあるレベルを超えている場合の騒音レベルである。

3 単発騒音暴露レベル LEAL_{EA}LEA​ は、現象時間が限られている単発性の騒音のエネルギー的な平均値を評価するための量である。

4 等価騒音レベル LAeq,TL_{Aeq,T}LAeq,T​ は、ある時間 TTT について、変動する騒音の騒音レベルをエネルギー的な平均値として表した量である。

5 時間帯補正等価騒音レベル LdenL_{den}Lden​ は、昼間、夕方、夜間の時間帯別に騒音の影響に関する重み付けをして評価した1日にわたる等価騒音レベルである。

解答

解答は3です。

単発騒音暴露レベル LEAL_{EA}LEA​ は、航空機や列車の通過音など、発生時間が限られた1回の騒音について、その間に生じた音のエネルギーの総量を評価するものです。したがって、「エネルギー的な平均値」とする3は誤りです。

JIS Z 8731:2019では、単発性の騒音の「エネルギー的な総量」を評価する量と定義されています。

1は正しい記述です。最大騒音レベル LpA,FmaxL_{pA,Fmax}LpA,Fmax​ は、時間重み付け特性Fを用いて測定した騒音レベルのうち、最も大きい値です。例えば、車両が通過したときの一番大きな騒音レベルを表します。

2も正しい記述です。NNN パーセント時間率騒音レベルは、測定時間全体のうち、騒音レベルがその値を超えていた時間の割合を示します。例えば LA5L_{A5}LA5​ は、測定時間の5%にわたって超えていた騒音レベルです。

4も正しい記述です。等価騒音レベル LAeq,TL_{Aeq,T}LAeq,T​ は、測定時間中に変動した騒音を、同じエネルギーを持つ一定の騒音に置き換えて表した平均値です。

つまり、「総量」と「平均値」の違いがポイントです。

  • 単発騒音暴露レベル:1回の騒音のエネルギーの総量
  • 等価騒音レベル:一定時間における騒音のエネルギー的な平均値

5も正しい記述です。時間帯補正等価騒音レベル LdenL_{den}Lden​ は、昼間・夕方・夜間の騒音を1日単位で評価する指標です。夕方と夜間の騒音には、人への影響が大きいことを考慮した補正を加えて評価します。

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