環境計量士 第76回 環音 問題2|正弦音波の波形【過去問解説】

76回環音問題2(過去問解説)

この記事では、環境計量士試験の過去問について、問題文・解答・解説を掲載しています。

過去問のPDFは、経済産業省などの公式ページで公開されている資料をもとに確認し、学習しやすいように1問ずつ解説しています。

なお、問題文の表記はできるだけ原文に沿っていますが、学習しやすさを重視して一部レイアウトを整えている場合があります。

正確な出題内容を確認したい場合は、公式に公開されているPDFもあわせて確認してください。

目次

環境計量士 第76回 環音 問題2

問2 時刻 ttt における瞬時音圧 p(t)p(t)p(t) が p(t)=Asin(ωt)p(t)=A\sin(\omega t)p(t)=Asin(ωt) と表される正弦音波の波形に関する次の記述の中から、誤っているものを一つ選べ。なお、振幅を AAA、角周波数を ω\omegaω、音の速さを ccc とする。

1 周期は、2πω\dfrac{2\pi}{\omega}ω2π​ である。

2 波長は、πcω\dfrac{\pi c}{\omega}ωπc​ である。

3 周波数は、ω2π\dfrac{\omega}{2\pi}2πω​ である。

4 波高率は、2\sqrt{2}2​ である。

5 実効値は、A2\dfrac{A}{\sqrt{2}}2​A​ である。

解答

解答は 2 です。

正弦波は、p(t)=Asin(ωt)p(t)=A\sin(\omega t)p(t)=Asin(ωt)

と表されます。ここで、AAA は瞬時音圧の最大値である振幅、ω\omegaω は角周波数です。

角周波数 ω\omegaω、周波数 fff、周期 TTT の関係は、ω=2πf\omega=2\pi fω=2πf

です。したがって、周波数 fff は、f=ω2πf=\frac{\omega}{2\pi}f=2πω​

となります。よって、選択肢3は正しい記述です。

また、周期 TTT は周波数の逆数であるため、T=1fT=\frac{1}{f}T=f1​

です。ここに f=ω2πf=\dfrac{\omega}{2\pi}f=2πω​ を代入すると、T=1ω/(2π)=2πωT=\frac{1}{\omega/(2\pi)} =\frac{2\pi}{\omega}T=ω/(2π)1​=ω2π​

となります。よって、選択肢1も正しい記述です。

波長 λ\lambdaλ、音の速さ ccc、周波数 fff の関係は、c=fλc=f\lambdac=fλ

であるため、波長は、λ=cf\lambda=\frac{c}{f}λ=fc​

と表されます。ここに f=ω2πf=\dfrac{\omega}{2\pi}f=2πω​ を代入すると、λ=cω/(2π)=2πcω\lambda =\frac{c}{\omega/(2\pi)} =\frac{2\pi c}{\omega}λ=ω/(2π)c​=ω2πc​

となります。

したがって、正しい波長は、λ=2πcω\boxed{\lambda=\frac{2\pi c}{\omega}}λ=ω2πc​​

です。選択肢2では、λ=πcω\lambda=\frac{\pi c}{\omega}λ=ωπc​

となっており、正しい波長の2分の1になっています。そのため、選択肢2が誤りです。

選択肢4の波高率とは、波形の最大値を実効値で割った値です。正弦波の最大値は AAA、実効値は A2\dfrac{A}{\sqrt{2}}2​A​ であるため、波高率は、AA/2=2\frac{A}{A/\sqrt{2}} =\sqrt{2}A/2​A​=2​

となります。よって、選択肢4は正しい記述です。

選択肢5の実効値は、正弦波では最大値の 1/21/\sqrt{2}1/2​ 倍となるため、prms=A2p_{\mathrm{rms}}=\frac{A}{\sqrt{2}}prms​=2​A​

です。よって、選択肢5も正しい記述です。

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